召喚酔い 自分のターンの一番最初から,続けて自分の支配のもとにないパーマネントは,「召 喚酔い」という状態にあります. ただし,実際に「召喚酔い」の影響を被るのは,クリーチャ(クリーチャとアーティ ファクトクリーチャ)だけです.それ以外の,土地,アーティファクト,エンチャン トは「召喚酔い」の影響は受けません. 普通にクリーチャを召喚した場合,「召喚酔い」は呼んだターンと,相手のターン中 続き,自分のターンに入ってようやくその状態を抜け出します. 「召喚酔い」状態のクリーチャは,「タップ」を起動コストに含む能力を使用できず ,攻撃に参加できません.「タップ」を含まない能力や,防御のためならば使用でき ます. 自分のターンをクリーチャ以外のパーマネントとして迎えたものが,そのターンの途 中でクリーチャになったとしても,召喚酔い状態を抜け出していますので,攻撃やタ ップを起動コストに含む能力の使用が可能です. 白 Angelic Curator/天使の学芸員(UL, W, c) アーティファクト防護も,ほかの色防護と同じに扱われます. やはり,アーティファクトの能力の対象にならず,アーティファクトが発生源である ダメージは自動的に0に軽減され,アーティファクトクリーチャによって防御されま せん. 無色だからといって,土地からのダメージ(あるいは色を失った他のパーマネント) からの影響を防ぎません. →「防護能力(プロテクション)」 Burst of Energy/エネルギーの炸裂(UL, W, c) アンタップ状態のパーマネントに対しても使用できます. エンチャントをアンタップすることもできます. →「1.3−2.「対象」という概念」 Defender of Law/法の防衛者(UL, W, c) これは,普通の召喚呪文を唱えられない時点(相手のターン,何かに対応するタイミ ング,戦闘フェイズ中)などに唱えられる,という意味です. インスタントのプレイを禁じられている場合にも,唱えることが可能です. Devout Harpist/真心のハープ奏者(UL, W, c) クリーチャについた,エンチャント(パーマネント)などは対象にできません. 必ず,エンチャント(クリーチャ)のカードの種類を持たなくてはなりません. 白防護つきのクリーチャについたエンチャントを破壊できます. Erase/消去(UL, W, c) 無限エンチャントに対して用いた場合,そのカードは戻ってきません. Hope and Glory/希望と栄光(UL, W, u) 必ず,2つのクリーチャを対象にしなければなりません. アンタップ状態のクリーチャに対しても使用でき,きちんと+1/+1修正を与えます. →「1.3−2.「対象」という概念」 Karmic Guide/霊体の先達(UL, W, r) 墓地にクリーチャがいないときでも,場に出すことが可能です. Animate Dead/動く死体(5E, B, u) などで場に出すことが可能です.ただしこの場合 ,場に出た直後にAnimate Dead がこれの黒防護によってはずれますので,これ自身 も墓地に戻ります. その時に,これの持つ「墓地にあるクリーチャカードを場に出す」能力はきちんと発 生しますので,自分自身を対象にして場に戻すことも可能です. →「1.6−2.登場効果」 Martyr's Cause/殉教者の理由(UL, W, u) Earthquake/地震(5E, R, r) など,同じ発生源が一度に複数のダメージを与える場合 ,敵味方含めてすべて軽減することになります. Mother of Runes/ルーンの母(UL, W, u) 無限エンチャントが解決時されるとき,そのクリーチャが不適切な対象である場合に は,それは立ち消えになり場に出ることなく墓地に落ちます. そして手札に戻りません. Opal Avenger/オパールの報復者(UL, W, r) ライフが11以上に回復したとしても,これはクリーチャのままです. ライフが10以下のときに場に出たとき,これはその瞬間にクリーチャになります. Peace and Quiet/平穏無事(UL, W, u) 必ず,2つの対象を必要とします.エンチャントを1つだけ対象にとって破壊するこ とはできません. →「1.3−2.「対象」という概念」 Planar Collapse/次元の崩壊(UL, W, r) これの能力の使用に対応してこれをBoomerang/ブーメラン(5E, U, c) などで手札に 戻した場合,これは無事手札に戻りすべてのクリーチャは破壊されます. →「アップキープに起きる現象(フェイズ能力)」 Radiant, Archangel/大天使レイディアント(UL, W, r) 場にいる飛行クリーチャが増減した瞬間に,パワー/タフネスの修正が変化します. 青 Anthroplasm/人もどき(UL, U, r) 能力を使っても,別に死んだりしません. Aura Flux/オーラの変転(UL, U, c) このコストを支払うよりも前に,その選択可能な(起動コストを持つ,あるいは「〜 してもよい」とある)能力を使用することはできません. →「アップキープに起きる現象(フェイズコスト)」 Cloud of Faeries/フェアリーの大群(UL, U, c) 「2枚まで」ですから,1枚もアンタップしないことすら可能です. Delusions of Mediocrity/凡人の錯覚(UL, U, r) 「ライフを失う」ですから,これを軽減することはできません. →「1.ライフを失う/支払う(lose/pay life)とダメージを受ける」 Fleeting Image/束の間の映像(UL, U, r) この能力を墓地にいる間使用することはできません. Intervene/介入(UL, U, c) 「何が対象を持つのか」については,カードテキストを読んで下さい.そこに「対象 」の文字がなければ,それは対象を持ちません. ただし,個別エンチャントはこの例外です.エンチャントするカードを対象とします ので,それがクリーチャをエンチャントしようとしてかけられたものであれば打ち消 すことが可能です. 最低1つ,クリーチャを対象にしていれば,何体クリーチャを対象にしていても,ク リーチャ以外のものを同時に対象にしていても,うち消すことは可能です. Palinchron/パリンクロン(UL, U, r) 「7枚まで」ですので,1枚もアンタップしないことすら選択することが可能です. Rebuild/再建(UL, U, u) 墓地にあるアーティファクト・カードなどを戻しません. 場にでているアーティファクトだけです. Second Chance/セカンド・チャンス(UL, U, r) これの能力の使用に対応してこれをBoomerang/ブーメラン(5E, U, c) などで手札に 戻した場合,これは無事手札に戻り余分のターンを得ることができます. 第5版ルール下では,アンタップフェイズ中にマナを出して,マナバーンを起こすこ とが可能です. →「アップキープに起きる現象(フェイズ能力)」 Slow Motion/緩慢な動き(UL, U, c) これのコストを支払うよりも前に,そのクリーチャの能力を使用することは可能です. これは,このカードがそのクリーチャにフェイズコストを与えているからではなく, これ自身がフェイズコストを持つからです. →「アップキープに起きる現象(フェイズコスト)」 Snap/断絶(UL, U, c) 「2枚まで」ですから,1枚もアンタップしないでもかまいません. Tinker/修繕(UL, U, u) アーティファクトを生け贄に捧げるのは,呪文コストと同じくこの呪文のコストです. 打ち消された場合には,戻ってきません. 2個以上のアーティファクトを生け贄に捧げることによって,余分にアーティファク トをもってくることはできません. Walking Sponge/歩く海綿(UL, U, u) 失う能力は,宣言時に選択した1つだけです. 黒 Bone Shredder/骨砕き(UL, B, u) 対象にするクリーチャが1体もいない状況でも,これを場に出すことは可能です. これの対象を選択したあとで,インスタント呪文/能力を用いることはできません. 対応したい場合には,これが場に出る前に,これに対応する形で呪文/能力を使用し て下さい. →「登場効果」 Brink of Madness/狂気の瀬戸際(UL, B, r) これの能力の使用に対応してこれをBoomerang/ブーメラン(5E, U, c) などで手札に 戻した場合,これは無事手札に戻りますので相手は手札を捨てる必要はなくなります. →「アップキープに起きる現象(フェイズ能力)」 Engineered Plague/仕組まれた疫病(UL, B, u) クリーチャの種類として,「アーティファクト・クリーチャ」や「土地」あるいは「 森」などを選ぶことはできません. →「クリーチャの種類」 Lurking Skirge/隠れ潜むスカージ(UL, B, r) 場以外の手札・ライブラリなどから,直接クリーチャカードが墓地に落ちた場合には ,覚醒しません. No Mercy/無慈悲(UL, B, r) 0点まで軽減されたダメージは,「与えることに成功した」とは見なされません. 黒防護はこれによる破壊から守りません.黒防護を持つクリーチャも破壊されます. →「2.5−2.ダメージ軽減ステップ」 Rank and File/雑兵の群れ(UL, B, u) これが場に出た時よりも後にでた緑のクリーチャは,-1/-1修正を受けません. Sick and Tired/うんざり(UL, B, c) 必ず,2つのクリーチャを対象にしなければなりません. →「1.3−2.「対象」という概念」 Tethered Skirge/つながれたスカージ(UL, B, u) なにが対象にするかは,カードテキストを参照して下さい. たとえこれを対象とした呪文/能力が打ち消されたとしても,ライフは減少します. →「呪文/能力のライフサイクル」 赤 Avalanche Riders/なだれ乗り(UL, R, u) これが場に出たときに土地がある場合,たとえ壊したくなかったとしても土地は破壊 されます. →「登場効果」 Defender of Chaos/混沌の防衛者(UL, R, c) これは,普通の召喚呪文を唱えられない時点(相手のターン,何かに対応するタイミ ング,戦闘フェイズ中)などに唱えられる,という意味です. インスタントのプレイを禁じられている場合にも,唱えることが可能です. Ghitu Fire-Eater/ギトゥの火喰い人(UL, R, u) これが墓地に行った瞬間でのこれのパワー分のダメージを与えることができます. →「2.6−8.発生源の情報ルール」 Goblin Medics/ゴブリンの衛生兵(UL, R, c) 自力で,なにもないときに勝手にタップすることはできません. 攻撃や,他の効果や,なんらかのコストなどでタップしたときにダメージを発生させます. Goblin Welder/ゴブリンの溶接工(UL, R, r) 誰か一人のプレイヤーの支配する,場にあるアーティファクトと墓地にあるアーティ ファクトを対象に取り,場にあるほうをそのカードのオーナーの墓地の一番上に,墓 地にあるほうを場に移動させます(逆転). 「場に入った」あるいは「墓地に行った」と見なされます. それに誘発されることはすべて生じます. どちらか一方が解決時に場にない/墓地にない場合には,そのままです.移動は生じ ません. Granite Grip/花崗岩の装着(UL, R, c) 支配している山の枚数が変わった瞬間に,修正が変わります. Impending Disaster/さし迫った災難(UL, R, r) これの能力の使用に対応してこれをBoomerang/ブーメラン(5E, U, c) などで手札に 戻した場合,これは無事手札に戻りすべての土地が破壊されます. →「アップキープに起きる現象(フェイズ能力)」 Last-Ditch Effort/土壇場の努力(UL, R, u) 効果としてクリーチャを生け贄にします. 打ち消された場合には,クリーチャを生け贄にする必要はありません. Xは解決時に決定します.それまで,決めなくても構いません. Parch/乾燥(UL, R, c) 宣言時に2点を与えるか4点を与えるかを決定します. 青いクリーチャに2点のダメージを与えることを選択してもかまいません. もし4点のダメージを与えると宣言した後で,対象のクリーチャが青くなくなってい る(もしくはこれが「赤いクリーチャに」と書き換えられた)場合には立ち消えとな りダメージを与えることはできません. →「1.5−4.形態を持つ呪文/能力」 Pyromancy/紅蓮術(UL, R, r) カードを捨てるよりも前に,対象とするクリーチャを選択しなければなりません. コストに「X」が含まれる場合,それは「0」であると考えられます. 土地のコストは,「0」であると見なされます. →「1.3−5.呪文/能力のライフサイクル」 Rack and Ruin/荒残(UL, R, u) 必ず,2つのアーティファクトを対象にしなければなりません. →「1.3−2.「対象」という概念」 Viashino Cutthroat/ヴィーアシーノの殺し屋(UL, R, u) 「ターン終了時に破壊される」などの効果があった場合, その効果の支配者が自分である場合には,破壊するか戻すかを選択できます. その効果の支配者が異なる場合, 自分のターンであれば,手札に戻すことができます. 相手のターンであれば,手札に戻すことはできません. ターン終了時に場にない場合には,戻りません.墓地にあるときには戻らないという ことです. →「2.1−1.APNAP」 Viashino Heretic/ヴィーアシーノの異端者(UL, R, u) 対象としたアーティファクトクリーチャが再生したとしても,ダメージを与えること ができます. 対象としたアーティファクトがこの能力の解決時に場にない場合には,ダメージは与 えられません. →「立ち消え」 Viashino Sandscout/ヴィーアシーノの砂漠の斥候(UL, R, c) 「ターン終了時に破壊される」などの効果があった場合, その効果の支配者が自分である場合には,破壊するか戻すかを選択できます. その効果の支配者が異なる場合, 自分のターンであれば,手札に戻すことができます. 相手のターンであれば,手札に戻すことはできません. ターン終了時に場にない場合には,戻りません.墓地にあるときには戻らないという ことです. →「2.1−1.APNAP」 緑 Bloated Toad/ふくれたヒキガエル(UL, G, u) これを青いインタラプトで対象に取り,打ち消すことが可能です. →「防護能力」 Crop Rotation/輪作(UL, G, c) 土地を生け贄に捧げるのは,呪文コストと同じくこの呪文のコストです. 打ち消された場合には,戻ってきません. 2個以上の土地を生け贄に捧げることによって,余分に土地をもってくることはでき ません. →「呪文/能力のライフサイクル」 Defense of the Heart/中心部の防衛(UL, G, r) これの能力の使用に対応してこれをBoomerang/ブーメラン(5E, U, c) などで手札に 戻した場合,これは無事手札に戻りクリーチャをもってくることが可能です. →「アップキープに起きる現象(フェイズ能力)」 Gang of Elk/大鹿の一団(UL, G, u) 実際にこれを防御したクリーチャの数*2だけの修正が入ります. Harmonic Convergence/調和ある収斂(UL, G, u) 場にないエンチャントカードを戻すことはできません. ライブラリに積む順番は,そのエンチャントの所有者が決めます. Lone Wolf/一匹狼(UL, G, u) プレイヤーか防御クリーチャにのみダメージを与えます. ダメージを振り分けることはできません. Multani, Maro-Sorcerer/マローの魔術師ムルタニ(UL, G, r) 手札の枚数が変わった瞬間に,パワー/タフネスは変わります. Simian Grunts/うなる類人猿(UL, G, c) 自分のアップキープ中に唱えた場合,そのターンのアップキープ中にエコーを処理し なくてはなりません. これは,普通の召喚呪文を唱えられない時点(相手のターン,何かに対応するタイミング,戦闘フェイズ中)などに唱えられる,という意味です. インスタントのプレイを禁じられている場合にも,唱えることが可能です. Yavimaya Scion/ヤヴィマヤの接ぎ穂(UL, G, c) アーティファクト防護も,ほかの色防護と同じに扱われます. やはり,アーティファクトの能力の対象にならず,アーティファクトが発生源である ダメージは自動的に0に軽減され,アーティファクトクリーチャによって防御されま せん. 無色だからといって,土地からのダメージ(あるいは色を失った他のパーマネント) からの影響を防ぎません. →「防護能力(プロテクション)」 アーティファクト Angel's Trumpet/天使のトランペット(UL, A, u) 壁や召喚酔いなどの理由により攻撃できなかった場合にもやはりタップします. Beast of Burden/役畜(UL, A, r) クリーチャの数が変わった瞬間に,パワー/タフネスが変化します. Crawlspace/狭い空間(UL, A, r) もちろん,そのプレイヤーのターンにしか攻撃することはできません. Damping Engine/減衰機関(UL, A, r) なんらかの呪文/能力によって直接土地やその他のエンチャントが場に出されること までは禁じません. 「インスタントが使えるときにはいつでもプレイできる」クリーチャなどを召喚する ことはできません.それはやはりクリーチャ呪文です. Defense Grid/防御の光網(UL, A, r) 「呪文コスト」を直接増大させるわけではありません. それはカードの右上にある値のままです. アクティブプレイヤーだけが,なんの影響もなく呪文を唱えるこことができます. それ以外のプレイヤーが影響をうけます. Grim Monolith/厳かなモノリス(UL, A, r) マナさえ支払うことが可能であれば,何度でもアンタップすることが可能です. →「アップキープフェイズに生じる現象(アンタップコスト)」 Iron Maiden/鉄の処女(UL, A, r) この能力を使うタイミングは,アクティブプレイヤーが自由に決めることが可能です. Ring of Gix/ギックスの指輪(UL, A, r) これを出したターンには,なんの問題もなく能力を使用できます. その次の自分のアップキープに入ったあと,エコーのコストを支払うよりも前にこれ の能力を使うことはできません. タップ状態であっても,エコーのコストを支払われなければなりません. →「アップキープフェイズに生じる現象(フェイズコスト)」 Thran Lens/スランのレンズ(UL, A, r) 無色になったからといって,アーティファクトや土地になるわけではありません. Thran War Machine/スランの戦争機械(UL, A, u) 日本語版では,「スランの戦争機械は毎ターン可能ならば攻撃に参加する」がフレイ バーテキストの書体になっているますが,これは誤りです. 実際はこれは普通のテキストであり,これに従う必要があります. Thran Weaponry/スランの武具(UL, A, r) これを出したターンには,なんの問題もなく能力を使用できます. その次の自分のアップキープに入ったあと,エコーのコストを支払うよりも前にこれ の能力を使うことはできません. タップ状態であっても,エコーのコストを支払われなければなりません. これの能力を解決したときに,場にいたクリーチャにのみ影響を与えます.それ以降 にでたクリーチャには影響を与えません. →「アップキープフェイズに生じる現象(フェイズコスト)」 Ticking Gnomes/チクタク・ノーム(UL, A, u) これを出したターンには,なんの問題もなく能力を使用できます. その次の自分のアップキープに入ったあと,エコーのコストを支払うよりも前にこれ の能力を使うことはできません. タップ状態であっても,エコーのコストを支払われなければなりません. →「アップキープフェイズに生じる現象(フェイズコスト)」 Urza's Blueprints/ウルザの青写真(UL, A, r) これを出したターンには,なんの問題もなく能力を使用できます. その次の自分のアップキープに入ったあと,エコーのコストを支払うよりも前にこれ の能力を使うことはできません. タップ状態であっても,エコーのコストを支払われなければなりません. Wheel of Torture/拷問の車輪(UL, A, r) この能力を使うタイミングは,アクティブプレイヤーが自由に決めることが可能です.