茨城遠征。LMC5勝デッキを引っさげいざ! 「今日は荒らしてやる」そんな気持ちで。 結果やいかに・・・ ハンドル: TADA%Python@MCMMへんしゅうちょ 開催日、場所: 1998年5月17日 筑波大学構内 トーナメント名称: 第7回 Concordant Crrossroad Convention 形式: スタンダード スイスドロー 6回戦 出場人数: 50人ちょっと トーナメント全体の様子、メタゲーム:  メタゲームも何も無い。  「赤い」という宮坂氏の情報しかなく、他になんの情 報もない。  結局LMC後にいじったのみで動かさず。  配られた資料を眺める。  そこに「コストの払い忘れは、不払い扱い」である記 述を見つける。トーナメント開始前に尋ねようと思って いた事項だけに、資料の造り手の洞察というかツボを得 た資料作成能力に感嘆する。笑  資料をそのまま読み進むうち、意外な記述を発見。  「旧来のランドマリガンを採用し、オプショナルマリ ガンは採用しません。」  背筋が凍る思いがした。  マリガンと言えばもうオプショナルマリガン以外は予 想しておらず、BasicLand10枚の私にとっては致命的なル ールである。当日トーナメント後何度も愚痴ってしまっ た。  CCのみなさん申し訳ない。ランドマリガンであっても、 負けは負け。DCI公認だとしてもランドマリガン採用は、 オフィシャルの裁量の範囲であり、予想していない私が 悪いのである。  MCMMの宮坂氏の記事を読めば理解できる事だが、ルー ルを味方に付ける事は重要である。  配られた資料には「すぐ!」目を通すべきであり、オ フィシャルのスピーチには耳を傾けるべきである。  今回はランドマリガンである事を「資料に目を通した」 事で1時間以上早く情報として入手できている。  たった1時間かも知れないが、マッチ開始後に気づかさ れた場合、まともな精神状態を保てたかどうかを考えれ ばその1時間の差は永遠に近いものがある。  デッキを複数用意しておいたなら交換する時間が私に はあったのだ。  「資料に目を通す事、面倒でも実践して欲しい行為だ」 という宮坂氏の意見を私は全面的に支持する。 自分のデッキ:  「そしてだれもいなくなった」  Nature's Revolt + Pendrell Mists 5 Island 5 Forest 4 Gemstone Mine 2 Undiscovered Paradise 2 Quicksand 1 Skyshroud Forest 3 Sky Diamond 3 Moss Diamond 2 Mox Diamond 2 Lotus Petal 3 Propaganda 4 Pendrell Mists 4 Nature's Revolt 2 Misers' Cage 2 Pygmy Hippo 2 Gaea's Blessing 2 Disenchant 3 Intuition 2 Ancestral Knowledge 3 Impulse 2 Power Sink 1 Dark Ritual 1 Paradigm Shift 1 Abeyance sideboard: 2 Counterspell 1 Dissipate 1 Steel Enchantment 3 Warmth 2 Emerald Charm 2 Evacuation 2 Seeds of Innocence 1 Dark Ritual 1 死体の花 Total 76(main61)  エナジーフラックス死ね死ね風味。  「赤い」という事前情報からサイドのWarmthを増加。  (結果論だがメインを対赤にしておくべきだった) 大会の流れ:  1マッチ45分は非常に短い。  あっという間に大会が進んでしまう。  中学生、まれに小学生ではないかという若年層が多い。  ルールの理解度に上下の差がかなり大きい気がした。  CCの人たちは、「ルールグル」と呼べる人達が多いよ うに見受けられる。  「初心者講習会」などを実行してはいかがだろうか?  ぜひ検討してほしい。 1回戦白単  Aura of Silenceはやはり天敵である。  なんと2戦とも何も見せずに負けてしまった。  対戦相手に「どんなデッキだったんですか?」と尋ね られたときの屈辱感は忘れ様もない。  対戦相手の人はとても人当たりの良い人で、悪気はな かった事は重々承知しているのだが・・・  何気ない一言でもかなりのダメージであった。 M 0-1-0,D L-L 2回戦白青緑  中学生。  対戦相手のデッキについて何かを話すは難しい。  どんなデッキだったのかまったく検討できないのだ。  手札とランドが一致しない様子でかわいそうなくらい。  私のデッキはロックであり、しかも決まると普通のデ ッキにはほぼその先が無い。  かなりの初級者であり何が行われているのか、理解も できなかった様子。  「ジャッジをいちいち呼んで尋ねると良いんですよ。」 と教える。「ジャッジを呼ぶ事を恥ずかしいとか、恐い とか思っては駄目なんだ。むしろジャッジは試験の時に 辞書を持ち込むようなもの。大いに有効活用しよう」と も。  ロックを初心者にかけるのは気が引ける。  彼がマジックを嫌いになるような事がないよう祈る。 M 1-1-0,D W-W 3回戦赤単マナフレアX火力  ハードスリーブのホログラムを裏面に配してあったた、めジャッジにアピール。  ジャッジは「すべて裏面にあるので問題が無い」・・  そこでヘッドジャッジの見解を求めた。  ヘッドジャッジが「スリーブの排除を要求するか?」 と聞くので、「ヘッドジャッジの裁量の任せます」とし た。(非公認大会でもあったので)  ヘッドジャッジはすべてのカードを確認した後、「こ のマッチではそのままDuelを認めます。ただし、次のマ ッチではホログラムを表面に配してください。次のマッ チ以降正しくスリーブに入れてない時は退場となります。」  「うちの大会はルールに少し温いんですよ」とも。  その点について私はとやかく言うつもりはないのだが、 ルールは甘いとか温いとかきついとか厳しいとかでは なく「ルールに基づき正か否か」で論じられるものであ ると個人的には考えている。  フリーデュエルやマルチプレイでのルールの変更など まで文句は言わない。それはそれでまた楽しいからね。  2戦目焼き切られて落すが、1戦目3戦目は対戦相手 のマナフレアにロックの速度をあげてもらった。  1戦目、ランドからロックを決めそこから20ターン 位動けなかった時は泣きそうだったよ。僕・・・  対戦後「Ancestral Knowridgeはどういう意味ですか?」 と聞かれたので、「デッキ再構築呪文ですよ」と答えた。  意味は理解してもらえたのだろうか?  うなずいてはいたけど、わかってはいないようだった んだが、それ以上何も尋ねないので、ほっておいた。 M 2-1-0,D W-L-W 4回戦赤単  1戦目焼かれる。  2戦目手の内を見せてなかったので相手のサイドボー ドィングの失敗らしく、ゆっくりと勝つ。  3戦目、マリガンさせてくれーとの思いのまま負け。 M 2-2-0,D L-W-L 5回戦赤単  またもや赤!  しかも1戦目いきなりUndiscovered Paradiseしかなく、 14ターン位動けず・・・  22ターン位で焼かれ負け。  手の内を見せてないし、22ターンも(11ドロー)も かかる赤に負ける気はさらさらなし。  2戦目、3戦目はかっちり決める。  オプショナルマリガンなら絶対2タテくらわせる自信 さえあった。  対戦相手のサイドにDiskが見えないような気がしたの は気がしただけだろうか?  「1戦目と後2戦の内1本取る」デッキにするならば、 もっと速度が必要だし、そうではないのなら、赤の弱点 はサイドでちゃんと補ってほしい。  ときどき「みんなが馬鹿バーン馬鹿バーンって馬鹿に されるんですけど、とてもひどい言い方ですよね」って 同情をもとめているのか、慰めて欲しいのかそんな人が いますけど、言われても仕方が無い程度の赤バーンなら 諦めるか、本気で努力するしかないね。  本当に強い赤バーンを使っているなら、「馬鹿バーン」 なんて言ってる奴みんななぎ倒して「実力もねーくせに ガタガタ言うな」と見返してやればいいんだよ。  「柔よく剛を制す」実力に裏打ちされた技で勝つ事こ そ真の意味の勝ちであり、馬鹿バーンは体格だけで勝つ 初級者やろうの柔道みたいで、「勝った!楽しい!おも しろい!」って、すごいブザマだよ(笑)  向上心の無い例えば「サイドの暖気やCop:redは入れな いでください」なんて対戦相手に頼むような馬鹿バーン 野郎にだけはならないでね。  この大会では赤バーンが多く優勝も赤バーンだったが、 その赤バーンは、サイドが対策ではなくタッチグリーン への形状変化だけを狙っているかっこいいデッキ。  1戦目これ見よがしにスクアタランサーは絶対決めて、 サイドに落とし、相手のクリーチャ除去を無駄札にさせ るんだそうだ。 M 3-2-0,D L-W-W 6回戦白単  私のデッキは対戦相手のルール理解力をかなり要求す る(笑)  「フェイズコストの未払い状態において自身の能力は 使えない」点の理解が重要なのだ。  そこで、この手前4戦はとにかくロック後相手にジャ ッジとの協力でルールの説明を試みる事を繰り返してい た。  当然の成り行きなのだが、ルールを解している人にと って私とジャッジのルールの説明を近くで対戦していて 耳にしてしまった場合、私のデッキを教えてもらったと いう事になってしまっているのだ。  「デッキは全く解りませんっていうのは嘘になっちゃ いますねー」と対戦相手に言われてしまった。  1戦目は手札テンパイからの速効で勝ったが、2戦目 Aura of sirenceを2枚もエメチャで壊しておきながら、 勝てないというブザマさ・・・  3戦目もそのまま負け。 M 3-3-0,D W-L-L 総評:  ランドマリガン・・・なんとも恨めしいルールで・・  予想していなかった自分が悪いのであり、だれに愚痴 ってもどうしようもない事なのだ。 Python