LMC20th トーナメントレポート No.8 Isao Watanabe DCI.152929 DECK TITLE : none White Knight(5th) 4 Longbow Archer(VI) 4 Warrior en-Kor(SH) 4 Soltari Priest(TE) 4 Knight of Dawn(TE) 4 Afterlife(MI) 4 Disenchant(5th) 3 Wrath of God(5th) 3 Armageddon(5th) 2 Mana Leak(SH) 4 Counterspell(5th) 2 Tithe(VI) 2 Undiscovered Paradise(VI) 3 Adarkar Wastes(5th) 4 Plains(5th) 10 Gemstone Mine(WL) 3 TOTAL 60 SIDEBOARD Perish(TE) 2 Light of Day(TE) 3 Tranquil Domain(MI) 2 Warmth(TE) 4 honorable Passage(VI) 4 TOTAL 15 この日、私は前もって作っていた白メインの白青カウンターウィニーで出る事にした。 なんで白メインなのかといえば、ずばり「赤に対して耐性がある」からだ。 東京の友人は「トーナメントはもう真っ赤」と言っていたし、LMCも 今にそうなるはずと踏んだ。今回はストロングホールドが入って二度目の 大会だし、そろそろその傾向が強まってくるのではないかなと思ってはいた。 そういう訳で、赤に耐性があるとなると、やはり白。そういう訳で、白メインにした。 青を入れたのは、Mana Leakを使いたいためだ。 前々から思っていたことに、「白ウィニーは白青ヘビーパーミッションに対して 勝てない」という事があった。敵にすると、白ウィニーの方が不利なのだ。 一回 Wrath of God で流されると、スピードがかなり遅れてしまう。 かといって、Wrath of God を警戒して、少ないクリーチャーで殴っていると、 スピードが遅れてしまう。そして大抵そのまま押し切られてしまうのだ。 この問題をMana Leakは一挙に解決してくれる。要はWrath of Godをカウンターできれば 勝てるのだ。Mana Leak が手札にあれば、Wrath of God を警戒してクリーチャーを 少なくするという必要がなくなる。スピードを速くできる。 そして、相手が7マナそろう頃にはこちらは間違いなく殴り勝てているはずである。 普通にカウンターとしても使えるし。 そういうわけで、白メインの白青カウンターウィニーで出る事にした。 黒系統のデッキに大しては弱いだろうが、 そういうのは赤に当って負けるだろうと思ったので、あまり考えない事にした。 以下、対戦状況をば。 一回戦 対 薄井弘幸 氏 赤緑ラージクリーチャー&バーン 1セット目、我がデッキの苦手とする相手、緑ギルドメイジがいきなり出てくる。 手札にはSoltari Priestが3枚もいて、「うわー、赤マナ引かれたらきついなー」 と思っていたら、2ターン目に「セット山」。かなり参った。 仕方がないので、White Knight をだすも、ターンエンドにShockで焚かれてしまう。 「困ったなー・・・」と思っていたら、4ターン目に相手がJolreal's Centaurを 出してきたので、「ラッキー!!」とおもいつつ、心置きなくWrath of God。 そしてSoltari Priestでちまちまと殴る。結局こちらがクリーチャーで押し切り、 殴り勝つ。相手は赤2マナが来ずに泣いていたらしい。手札にはOrggがいたそうだ。 サイドボードからはPerish , honorable Passage を採用。 Counterspell, Mana Leak はサイドへ(Pyroblast を 警戒した)。 2セット目、相手は土地が事故り、緑単色と化していた。マナも森2枚で 止まってしまい、「俺は緑単じゃなーい!!」と嘆いていた。 当然、そのまま押し切った。 結果 2ー0ー0 「いつもは事故ら無いんですけどねぇ・・・」相手も何故事故ったのか不思議がっていた。 やはり事故ったときはどうしようもない。こればっかりはプレイングとか 言う問題じゃないもんなぁ。祈るしかないね、こればっかりは。 二回戦目 対 岩瀬成誉 氏 白単エンチャントをはりまくるデッキ 一セット目、Tundra Wolves や White Knight が出てくる。ウィニーかと思いきや、 相手がやたらとエンチャントをはってくる。Aura of Silence とか、 Orim's Prayer とか Field of Souls とか。こちらはDisenchantを引かず、 しばらく相手に耐えられる。 やっと殴れる体制に成ったと思ったら、「Humility」といわれ、さすがにそれは カウンターする。そして引いたDisenchantでOrim's Prayerを壊し、 クリーチャーで殴る。途中、Wrath of Godを打たれるも、カウンターし、殴り勝つ。 Mana Leak強し!! サイドからは悩まずにTranquil Domain 。Counterspellはサイドへ。 二セット目。やはり相手はエンチャントをはりまくってくる。エンチャントが 3つほどそろったところでTranquil Domain。クリーチャーで殴っていたが、 一回Wrath of Godを打たれる。追加クリーチャーを出すも、Orim's Prayerを 2枚はられ、アタックに行けなくなってしまう。 「やべーなー」と思いつつ、数ターン後、ここで鬼引きTranquil Domain。 エンチャントを吹っ飛ばし、そのまま殴り勝った。 結果 2ー0ー0 Mana Leakが狙い通りの働きをした。一セット目はそれで勝ったようなもの。 二セット目は鬼引きTranquil Domainのおかげ。でもDisenchantを一枚も 引かなかったんだよなあ。確率的には絶対にひくはずなんだけどなぁ・・・。 Tranquil Domainよりも。謎だ。 3回戦 対 金子武史 氏 白5色 最初、お互いにオプショナルをやりまくる。そしてお互いに 手札5枚からのスタート。うーむ、何かおかしいぞ・・・ 一セット目、相手のSoltari Monk に Empyrial Armorが付き、こちらは除去できずに そのまま押し切られる。 サイドボードからいれるものは特になかった。というよりも、 あっという間に負けたので、何がなんだかわかんなかった。 一応、Counterspellをhonorable Passage に変える。 二セット目、お互いにクリーチャーを出し合っていたところ、Tradewind Riderが 出てくる。相手はクリーチャーが3体ほど並んでおり、こちらは2体。 Wrath of Godが撃てる状態だったのだが、引かない。その前に相手のArmageddonが 飛んでくる。なんとかTradewind Riderを除去するし、Wrath of Godを打つも 結局最後はターンエンドに出てきたBenarish Knightに殴られて負け。 結果 0ー2ー0 なんだか引きで負けた気がする。対抗手段があるのに引かなかったのは非常に 悔しいなぁ。Wrath of Godに対する愛が足りなかったか? 4回戦 対 鈴木慎一 氏 赤青カウンター&バーン 彼はやる前からやる気がなかった。「また知り合いとやるのか!?」と嘆いていた。 なんか今まで当ったのが全部知り合いだったらしい。 「引き分けにしない?」と持ち込まれたが、なんせさっき負けてるので、 ここで引き分けにしたら入賞は無くなると思い、 ちと鈴木さんがかわいそうではあったが、断った。 すまん、鈴木さん。 一セット目、出すクリーチャーがどんどん除去されていく。焼かれ、流砂に飲まれ、 打ち消される。Armageddonをうつも、やはりカウンターされ、結局ハンマーを まわされて負ける。一度も本体を殴れなかった・・・ サイドボードからはhonorable Passage投入。Disenchant1枚, Wrath of God が サイドボードへ。 二セット目。最初っから手札に3枚のhonorable Passage。 クリーチャーをhonorable Passageで守りつつ、殴る。 途中、Capsizeされそうになるも、Mana Leak でカウンターし、 クリーチャーで押し切る。 サイドボード変更はなし。このまま行く。 3セット目。今度は2枚のhonorable Passageが最初の手札に来た。 先ほどと同じように、クリーチャーを守りつつ殴る。 相手は途中からクリーチャーを焼かずに本体を焼いてきた。 こちらを先に焼き切るつもりらしい。こちらも負けじとクリーチャーで殴る。 で、こっちのライフが6点、相手が2点になった。で、相手のターン、 相手は6点のEarthquakeを撃ってきた。が、数ターン前に引いた honorable Passageで跳ね返して、勝った。引き分け狙いとは考えてなかった。 危ない危ない。 結果 2ー1ー0 「やっぱり白はきついなあ」とは鈴木さんの弁。 しかし実はこちらのhonorable Passageの引きも異常だった。 あれだけ引けばそりゃ勝てる。 2、3セット目はどっちも3枚引いてるしね。 5回戦 対 田原康介 氏 黒赤ウィニー&バーン 一セット目、相手の土地が山2枚のまま止まっていた。 こちらはゲドンが撃てる状況になり、Fireblastが恐かったが、 ライフはまだ十分にあったし、撃たれても大丈夫だろうと思って ここでゲドンを打つ。Kindle は撃たれたが、Fireblastは来なかった。 そして、クリーチャーで殴っていると、沼がおかれた。 「なにい、黒赤だったのか!?」まだまだ読みが甘い。 そして沼二枚から Black Knight が出てきたが、Soltari Priestと White Knightで殴り勝った。 ちとGloomが入ってきそうだったので、一応 Tranquil Domain をいれておく。 honorable Passageも採用。 サイドボードには Counterspell、Afterlife を送り込む。 二セット目、最初っからhonorable Passageが2枚。 Havocを張られたが、気にせずにhonorable Passageをうちまくり 相手の呪文からクリーチャーを守りつつ殴る。 途中、相手にSirrocoを撃たれるも、手札にカウンターはなかった。 そして、相手は投了した。 結果 2ー0ー0 調べてみたら Gloom が次に来ていたそうだ。これがゲーム開始 直後だったら負けていたかも。 6回戦 対 五十嵐剛彦 氏 「全勝が3人いる、だから誰か1人は一敗とやることになるね」 という話を聞いていた。 「誰が当るんだろうなぁ、何にせよ、当る人は大変だなあ」 と思っていたら、 「渡辺 勇夫さん」 『なにいいいいいい!!!』 よりによって俺。参った。 しかも隣はドローにしてるし。俺が負けたら優勝確定だとお!? 「勝ってね」じゃないだろ「勝ってね」じゃあ!? 俺にプレッシャーをかけるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(JoJo風) 一セット目、相手の第一ターン。 「セット森」 「はい」 「タップ」 「はい(Quirion Rangerかマナエルフあたりか?)」 「Rogue Elefant」 「ぐはっ!!」 「森サクリます、エンド」 そしてRogue Elefantに5回ほど殴られる(だってクリーチャーがシャドーとか コーの旦那とかで、なかなか先制攻撃野郎が来なかったんだい。除去も引かないし)。 やっと均衡状態に持ち込むも、Scalding Tongs やら、Cursed Scrollやらが でてくる。きつい。 何とか Wrath of God をうつも、その後のLlnoar Sentinelで負けた。 Wrath of God のあとに何匹もでてくるなぁ!! サイドボードからはもう容赦なくPerish。相変わらず Counterspellがサイドへ。 二セット目、また相手は1ターン目から動く。 「セット森」 「はい」 「タップ」 「はい(またRogue Elefantか?したら死ぬぞ、俺)」 「Eladamri's Vineyard」 「・・・・え?」 「エンド」 さっきといい、今といい、1ターン目の動きが嘘臭い。 こちらのターン、色々と悩んだが、相手のマナが有利になるのが嫌だったので、 Disenchantで壊す。そうしたら相手の動きが止まった。 どうやら壊されないものと信じていたらしい。当てが外れたわけだ。 こっちはその隙にクリーチャーを展開、殴りまくる。 相手のクリーチャーはAfterlifeで除去しつつ。 相手がCursed Scroll をまわすも、1/7の確立では当てるのは無理な話。 そのまま殴り勝つ。 三セット目は時間切れのまま終了してしまった。 一セット目は馬鹿なミスをしまくったなぁ。プレッシャーに弱いようじゃ まだまだ駄目だねぇ。 二セット目は運が好かった。壊せなかったら負けてただろう。 しかし時間切れの引き分けは悔しいなぁ。一セット目に時間を かけすぎたせいなんだけど。 うーん、Counterspellは要らないんじゃないかなぁ。いつもサイドに行ってたし。 検討の余地ありだな。 サイドのWarmthは一回も使わなかったなぁ・・・そういうのを使うデッキに 当たらなかったせいもあるんだけど。果たして使えるのだろうか?うーむ・・・ 次回までに検討しておこう。 渡辺 勇夫 wisao@cc.rim.or.jp (