と、いうわけで、レポートを送りますね。 ----- 開催日:1998年05月02日(土) 開催場所:千葉市民会館 大会名:Lunatic Moon Convention 20th 形式:DCI公式スタンダードトーナメント スイス方式 60分 6回戦 出場人数:80数名 ※記憶を元にレポートをしておりますので、デュエルの内容等に間違いがあるか も  しれません。 ■全てはここから始まった   私 「今週末、LMCに出るんだ。      Cursed Scroll(ST)が少し足りないから貸してくれ」  友人W「何枚足らないんだ?」   私 「 3枚 」  友人W「...俺2枚しか持ってないぞ」   私 「んじゃ2枚でいーや」  千葉LMC。  ほぼ1ヶ月に1回の割合で行われている、私が唯一参加していると言って良い D CI公式大会である。  が、過去の結果は1勝5敗とか2勝4敗とか全くかんばしくない結果に終わっ て いる。  特に、前回参加した時(LMC 18th)はデッキ総額推定2万円以上という、自称 『ドリームチーム』デッキを組んで参加。ものの見事にケチョンケチョンにやら れ てしまい、しばらくはそのショックから立ち直れなかった程である。  ...なんとか一矢を報いたい。  そんな思いで今回は参加、さてそのデッキはと言えば... □メインデッキ Forest 19 特種ランド無しの緑単 Moss Diamond (MI) 2 スピードUP&ゲドン,ロック対策 Eladamri's Vineyard (TP) 3 スピードUP Wall of Roots (MI) 4 スピードUP&攻撃阻止 0/5 Endangered Armodon (ST) 4 キーカード、2GGで4/5は脅威 Trained Armodon (TP) 3 能力は無いが 1GGで3/3。単色では問題なし Rogue Elephant (WL) 3 今時入れる人は少ないでしょうね 3/3 Stampeding Wildebeests (VI) 2 Wall of Roots, Uktabi Efreetを戻す 5/4 Llanowar Sentinel (WL) 4 クリーチャー全滅直後、一気に呼び出す 2/3 Uktabi Efreet (WL) 2 個人的に好きなカードです 5/4ですよ、5/4 Krakilin (TP) 2 普通は入れない、でも 再生がある */* Primal Rage (ST) 2 相手の再生クリーチャーの能力半減 Overrun (TP) 2 とどめ Elvish Fury (TP) 2 Vineyardの余ったマナで... Scalding Tongs (TP) 3 チクリチクリと削ります Cursed Scroll (TP) 3 唯一のクリーチャー除去 Nevinyrrals Disk (5E) 1 念の為 合計 61 □サイドボード City of Solitude (VI) 3 青殺し Lifeforce (5E) 4 Perish(TP)対策に絶対必要 Emerald Charm (VI) 3 エンチャント破壊、クリーチャーアンタッ プも Crumble (5E) 3 アーティファクト破壊、インスタントが重 要 Scragnoth (TP) 2 青なら入れてみるか...でかいし 合計 15  ...こらこら、そこの君コケないよーに。  米国のインターネットDOJOに上げられていたデッキの小手先を変えた今更 な がらの緑単。  ただし Endangered Armodon(ST)を使いたいが為に、タフネス2以下のクリー チャ ーをまったく入れていない。  ゆえに緑単の定番である Quirion Ranger(VI) も、Llanowar Elves(5E)もいな い し、 Eladamri's Vineyard(TP)にて発生したマナを消費する Rootwalla(TP)や Killer Bees(5E)も無し。  だから自分でもマナバーンを起こす。(ありゃりゃ)  狙いは、  ・1ターン目  Set Forest -> Forest(Tap) -> Eladamri's Vineyard  ・2ターン目 Set Forest -> Forest(Tap), Forest(Tap) -> Endangered Armodon(ST)  ををっ! 2ターン目に4/5クリーチャーが現れる!  更に Wall of Roots(MI) や Moss Diamond(MI) などによってマナ確保を速め てい るデッキ。  最初の手札の7枚に土地が Forest 1枚でも Eladamri's Vineyard(TP) があ れば オプショナルマリガンをせずにゲーム開始でしょう。  Wall of Roots(MI) がマナ消費してしまい、タフネスが3になったら当然 Stamp - eding Wildebeests(VI) で手札に戻す。  基本ですな。  そして構築デッキ戦で Rogue Elephant(WL), Uktabi Efreet(WL), Krakilin(TP), Primal Rage(ST) が出現すれば大抵相手は驚きますし、ウケます。(おい)  脅威のスピード、中型緑単の衝撃で相手を粉砕せよ! ■第1回戦 5CB?  勝負勝  土地破壊+クリチャー除去  いきなり黒メインとあたってしまった。  相手の Swamp セットの瞬間、 Perish(TP)が頭をよぎるが...  Rain of Tears(TP)で土地が破壊され、Diabolic Edict(TP)や, Nekrataal(VI) の 再利用等でことごとく Wall of Roots(MI)を葬られマナソースを破壊される。し か しEladamri's Vineyard(TP)は残る事が多かった為、こちのクリーチャーは次々 と生 まれ攻め続ける事は可能。  きっと消しても消しても出てくるマナソースに対戦相手は嫌になったに違いな い。  Nevinyrrals Disk(5E)を使用され場をリセットされたりしたが、リセットがか か れば展開力はこちらが上だ。  最後は残りライフがお互いに少なくなり、「このターンに何か無ければ負け か..」 と覚悟した瞬間にドローしたカードが Overrun(TP)。  即実行・初勝利。  2戦目は相手の初手が良かったらしく序盤より相手のペース。  マナソースもクリーチャーも、ありとあるゆるパーマネントが徹底的に無くな って しまい、アッという間に敗北してしまった。  3戦目。  中盤にこちらが Lifefoce(5E)をセット。  相手の黒呪文を次々とカウンターさせ手を遅らせる。  だが残念なことに Lifeforce(5E)は、Nevinyrrals Disk(5E)で壊されてしまい (そ の直後に Crumble(5E)を引いた、くやしい!)、その後は互いにクリーチャーを 並べ にらみ合う。  しかし私の手札1枚での Cursed Scroll(TP)が回り出し相手のクリーチャーと ライ フを削って勝利。 ■第2回戦 5CB?  勝負勝  黒ウィニー + シャドー  2回戦目の相手も黒。  Perish(TP) いやーん。  最初は黒単だと思っていたが、後程本人によれば5CB(4CBだったか な?) との事。  シャドーの Dauthi Marauder(TP) や、 Vampire Bats(5E) 等に Unholy Strengt- h(5E)をエンチャントしてくる速効デッキ。  もう判りましたね?  はい、互い生物除去に乏しくノーガードの殴り合いが展開しました。  1戦目はこちらが理想的な展開でクリーチャーを並べつくし殴り勝ち。  2戦目は Dauthi Marauder(TP) 2体に Unholy Strength(5E) をそれぞれ2 枚, 1枚と付けられてしまい速効負け。  さぁ1−1で迎えた3戦目!  互いにクリーチャーを出すが、私の張った Lifeforce(5E) をくぐり抜けて出 現し た、Dauthi Marauder(TP)に Unholy Strength(5E)が重ねられ 5/2クリーチャ ー が攻めてくる。  ピィーンチ!  が、ここで Cursed Scroll(TP)を入手。  手札は3枚、 そのうちLlanowar Sentinel (WL)が2枚...他1枚。  確率は66%...えぇーい、やっちゃる!  どっかーん! 打ち落とし成功。  次の自分のターンにこちらのクリーチャー突進!  残り2ライフになった相手本体に再び 66%確率の Cursed Scroll(TP)が炸 裂!  よし、これで2勝だ!  これも後に聞くところよれば手札に Perish(TP)があったが Lifeforce(5E)の 為に 打てなかったらしい。  この日はこの後、誰からも Perish(TP)は打たれずじまい。  ラッキー☆ ■第3回戦 白赤       勝勝−  Sands of Time(VI) + Equipoise(VI) + Chimeric Sphere(WL)  1戦目はこちらが効率良く回る。  中盤に相手が Sands of Time(VI)を出してきた...青がないのに??  が、気にせずにこちらはクリーチャーをガンガン出して殴り勝ち。  2戦目。  Equipoise(VI)を相手が張り、次のターンに Sands of Time(VI)を張られてし まう。  相手はクリーチャーがいない為、こちらのクリーチャーがすべてフェイズアウ ト してしまい Sadns of Time(VI)の為に戻って来ない。  Eladamri's Vineyard (TP)を既に張っていたが、相手のマナバーンを狙いもう 1枚 張っておく。  こちらはそのマナで手元のクリーチャーを召喚...あぁ、すぐに消えてしま うー。  そのうちに相手は Chimeric Sphere(WL)をセットし、Eladamri's Vineyard(TP) の マナを使用してクリーチャー化して攻めて来る。  こちらは Crumble(5E)が既に手にあったが恐いのは Sands of Time(VI)を壊し ても、 すぐに張られてしまう事。  タイミングを計っていたが相手がここで Armageddon(5E)を使用してから Plains をセット。  をっ!ラッキー!  こちらは Forestをセットし、次の相手のターンの終わりに Crumble(5E)にて Sands- of Time(VI)を破壊。  そしてこちらのターンのアンタップフェイズに消えていた私のクリーチャー 6,7 体が出現する。  Forestをタップして緑。  Eladamri's Vineyard(TP)が2つ張ってあったので 緑緑+緑緑。  Overrun(TP)を炸裂させて決まりだ。  やったぁ3連勝。  だが油断は出来ない。  昔、他のDCI公認大会で3連勝3連敗をしてしまった事があったし。 ■第4回戦 緑単+赤?     勝勝−  緑ウィニー+赤?  おそらく緑ウィニー系。  Quirion Ranger(VI), Llanowar Elves(5E)というところが押さえられて、Mogg F- anatic(TP)もいた。  1戦目はこちらの速効殴り勝ち。  うぅ、緑が相手か。  サイドボードに Heartwood Treefolk(TP)を入れる事も少し考えてはいたが 〜。  ...はっ、相手がそれを入れて来たらどうする!?  除去できないぞ!!  「森渡りくるなー」と思いながら2戦目。  いかにも緑同士の戦いらしく互いにポコポコとクリーチャーを召喚し合って、 互 いに7,8体のクリーチャーがずら〜っと並んでしまう。  あぁぁぁぁ。  でも、この時はやけに早く Wall of Roots(MI)が来て助かった。  早い段階から3体位並んでいたし。  そんな状態の横を「ありゃりゃ」という顔をしてジャッジが通り過ぎていく ー。  うぅ、たしかに全勝同士の戦いとは思えない。  膠着が解けたのは、やはり私が Cursed Scroll(TP)をセットしてから。  相手のクリーチャーはタフネスが少ないので1ターン毎にジワジワと撃沈。  手札は1枚だったの100%の確率でOK。  当初その手札は Eladamri's Vineyard(TP)だったのだが、最後の最後でそれを セ ットして手札を変更。  その時の会話。  私 「3マナで Cursed Scroll(TP)を起動させます」  相手「はい」  私 「対象は本体で、指定カードは Overrun(TP)」  相手「すいません。すでに終わっているよーな気が...」  私も結構意地が悪い。  さてこの対戦相手だが、聞いたところではマジックを始めて2,3ヶ月との 事。  それで3勝とは...おそろしい。  今のうちに潰しておこう、ゲシゲシ。  ここまでで4戦全勝。  勝ち越しが決定したが「ひょっとしたら...」との思いも出てくる。  だが、ここからが辛い筈だ。 ■第5回戦 赤単       勝勝−  赤 ウィニー+バーン?  赤単。  しかしクレージーバーンではない。  たしかに Ball Lightning(5E)はいたけれど。  1戦目。  Mogg Conscripts(TP)や、Mogg Flunkies(TP)が出現。  しばらくしてから Invasion Plans(ST)をセット。  ををを!?  ことごとく Mogg Flunkies(TP)が通ってくる。  あらぁ!? Ball Lightning(5E)が素通り!?  が、相手がこちらのクリーチャーを焼き切れずに殴り勝ち。  2戦目にも同じような戦いとなるが、こちらのクリーチャーが全てタップし相 手 が安心して攻めて来た所にてEmerald Charm(VI)を使用。  大型クリーチャーをアンタップして最後は Mogg Flunkies(TP)1匹にしてみせ る。  Invasion Plans(ST)が張ってあったので、散々殴られた仕返しと。  私 「 Endangered Armodon(ST)アタック! Mogg Flunkies(TP)でブロックしてください」  相手「すいません、Mogg Flunkies(TP)1匹なのでブロック参加出来ないです 〜」  私 「....なるほど」   ※このような私の宣言は警告の対象となりますので気を付けてね  ここでも相手のクリーチャー除去に Cursed Scroll(TP)が活躍。  こちらのクリーチャーが散々焼かれた後に、7/7の Krakilin(TP)を召喚し たの は、確かここ。  よしっ!これで5戦全勝、決勝だ! ■第6回戦 白青       勝負−(3戦目時間切れ)  ゲドン+ラス+コー+ナイト+ 先制攻撃軍団  ここまでで5戦全勝は3名。  ゆえに5勝同士ともう一つは5勝と4勝の戦いに。  私はここまで4勝の方との対戦となった。  6回戦と決まっているので勝てば優勝の可能性が...  そんな時に、なんと5勝同士の戦いがインテンショナルドローを宣言。  この事によりって5勝0敗1分が2名発生。  この2名は互いに知り合いだったらしく、  「負ければランク落ちちゃうからドロー宣言で入賞しよう。   うまくいけばもう1人が負けて1位と2位になれるかも」  との考えがあったらしい。  うぐぐぐ...  成る程、それではその期待にぜひこたえやらなけれ...ちがぁーぅ!  よし、意地でも全勝して完全優勝を決めてみせちゃる!  だがこの決勝戦にて、遂に Armageddon(5E), Wrath of God(5E)のデッキとあ たっ てしまった。  いやな予感が脳裏に浮かぶが試合開始。  余談ではあるがこの試合、決勝という事ですぐ隣にヘッドジャジがつき、私も 対戦 相手も緊張しまくり。  1戦目。  相手はほとんど白メインのデッキ。  青は Mana Leak(ST)等のカウンター程度。  クリーチャーは White Knight(5E), Longbow Archer(VI), Knight of Down(TP), そして en-Kor達(ST)。  実は私は構築戦で en-Korを相手にするのは初体験(おいおい!)。  当然、相手は en-Korへのダメージを、緑のプロテクションと化した Knight of - Down(TP)に当てていく。  ただこちらのクリーチャーもでかいので相手が突き破れない。  リセット系の Armageddon(5E)や、 Wrath of God(5E)が何回か飛び出し、互い に ライフもあと僅か。  途中、 Wrath of God(5E)を受けた時、こちらの手札は Cursed Scroll(TP)に 備え て Forestが3枚の状態。しかしそこは『ハッタリ』で乗り切った。  さて、ここで私が攻撃した Endangered Armodon(ST) (4/5ね)を、相手は Knigh- t of Down(TP)(2/2)と Longbow Archer(VI)(2/2)で2体ブロック。  ....あれ?これって...  私はここでこう尋ねた。  私「それでは、ダメージ解決に移って良いですね?」   (最後にアクセントを置くのがポイントです(^^))  ここで相手が「はい」と答えたので、すかさず私は Endangered Armodon(ST) の4 点を Knight of Down(TP)と Longbow Archer(VI)に2点ずつ割り振り。  相手「それじゃぁ。     Knight of Down(TP)に白白を注ぎ込んで緑のプロテクションに...」  ★今日のワン・ポイント   『 戦闘のダメージ解決時にダメージ軽減以外の効果・能力は使えません  』  これにて Knight of Down(TP), 及び Longbow Archer(VI)双方を失った相手は 戦 意損失。  このデュエルは勝利!  さぁ、これで決めるぞ2戦目だ。  初手で Forestをセット、 Eladamri's Vineyard(TP)をセット。  しかし相手が Eladamri's Vineyard(TP)をすかさず Disenchant(5E)。  なんでぇー!?  どぉーしてぇー!?  何もしないでも2マナが出て来てお得なのにぃー!?   (「お得じゃない!」対戦相手・談)  これによって 序盤はForest1枚しかない為、なにも出来ない。  今回の大会で始めて、そして唯一の土地事故(とはいえ相手のプレイによるも の だが)を起こしてしまった。  序盤で後れをとり2枚目の Forestをセットして Wall of Roots(MI)をセット して いくが、時既に遅し。  こちらのライフはもはや風前の灯火。  そんな中でCursed Scroll(TP)をセット。  次のターンに相手のクリーチャーが3体攻めて来る、これを通すと負けだ。  えーぃいっちゃる!奇跡よおこれ!  「3マナ、Cursed Scroll(TP)を起動! 対象カードは、Cursed Scroll(TP) !」  「えーっと、これ。 Uktabi Efreet(WL)ですね」  ....やはり手札6枚での、6分の1確率では無理だね。ぐすん、負け。  1戦目に時間がかかっていたので2戦目があっさり終わったにもかかわらず、 残 り時間は20分を切っていた。  勝敗を決める3戦目。  1戦目と同じような展開となるが、リセット後のクリーチャー出現展開がこち ら が早い。やや有利かと思われたが結局は攻めきれずに時間切れとなる。 ■試合結果  この事により最終成績は5勝0敗1分。勝ち点は16。  マッチ成績は 2-1, 2-1, 2-0, 2-0, 2-0, 1-1にて合計 11-3。  前述通りに5勝0敗1分が私を含めて3名となったが、勝率や対戦相手のポイ ン トなどで優勝が決定した。  まさかまさかの初優勝である。  勝因の一つには、このデッキの苦手とする飛行クリーチャーやシャドーのデッ キ に当たらなかった事。  特に青メインに当たらなかったのは大きい。  Overrun(TP)の引きも良かった。  とはいえ、結局は Cursed Scroll(TP)なんですよね。  デッキの反省点としてはやはり Primal Rage(ST)は役に立たない。  これは序盤に出なくては意味のないカード(再生小型クリーチャーの防御を無 視 できる)、2枚しか入れないのであれば代わりに Overrun(TP)や Stampeding Wild- ebeest(VI)を入れた方が良い。  入れるなら4枚にして、その代わり回転を良くするために Wall of Blossoms(ST) を入れる。  もちろんこの場合は Cursed Scroll(TP)や Scalding Tongs(TP)あたりの使用 方法 をちょっと考えるべきではあるが。  Scalding Tongs(TP)もこのデッキで3枚は多いか?  ただ Moss Diamond(MI)や Scalding Tongs(TP)を最初に出しておくと、アーテ ィ ファクト破壊のカードを相手が使用してくれて、その後に出した Cursed Scroll - (TP)が生き残る事が多いので再考の必要性あり。  Elvish Fury(TP)もあまりバイバックでは使用出来なかった。  Earthquake(5E)等からは救ってくれたが、この使い道なら Giant Growth(5E) でも 良いが...  Nevinyrrals Disk(5E)も意味無し。サイドボーディングではまっ先に外した。  これならば Creeping Mold(VI)をメインに入れておくべき。ただしサイドでは や はり外すべきであろう、エンチャント,アーティファクト破壊は Overrun(TP)の 為 にインスタント速が大事だから。  まぁこんな事を考えているとデッキが平気で7〜80枚になってしまうのだけ ど。  最初にも書いたのだが、今回は青メインの相手と戦っていないのでその場合の 力 は未知数。  しかし今回の結果にも示される通りに最初のデュエルはほぼ100%に近い確 率で 勝つ事が出来る筈。  サイドボーディング後の City of Solitude(VI)と Scragnoth(TP)がどのよう に働 くかが鍵か。  あ、そーいえば、とーとー最後まで Bottle Gnomes(TP)と出会わなかったな ぁ。  「 Primal Rage(ST)での Endangered Armodon (ST)を、Bottle Gnomes(TP)で ブロ   ックします。   では、 Bottle Gnomes(TP)を生け贄に捧げて3ライフ...   あぁー意味なーい!?」  と、言わせたかったのに、ちぇっ。  LMCの場合、上位デッキはその場で公開されるので、わたしも公開しました が 多くの人が「こ、こんなデッキで優勝!?」という目でした(わはは)。  デッキをメモっていた方も何人かいたなー(少し恥ずかしい)。  「いつかどこかで、クレージーグリーンが優勝するとは思ってましたが(苦 笑)」  とも言われたし。  私自身がそう思っていたのでそうなのでしょうね(笑)。  過去のLMCでは次の大会にて、前大会の優勝デッキが流行るのですが...  「このデッキは流行りませんよ。きっと」(某氏・談) ★おまけ  大会終了後のフリーデュエルタイムに、最終戦の対戦相手から、  「最後の引き分けの決着をつけましょう!」と、いわれて受けて立つ。 ■『最終戦』勝負決着戦 白青       1本勝負  ゲドン+ラス+コー+ナイト+先制攻撃軍団  RPGゲームなら最後の大ボスを倒した後に真のボスが出てきたようなこの戦 い。  『俺を倒して真のチャンピオンになってみせろ!』  と、いった感じか。(こらこらこら)  やはり相手の Wrath of God(5E)や Armageddon(5E)が炸裂しつづける。 (むぎゅ...)  しかしリセット後の展開は前述の通りこちらが上。  そして Wrath of God(5E)の後に、相手は 2/2 のクリーチャー3体が並び、こ ち らは Llanowar Sentinel (WL)が2体並ぶ。  こちらが Trained Armodon (TP)を召喚さて相手の守りを突き崩そうともくろ むが、 すかさず Afterlife(MI)を打たれ、無害な 1/1 Flyingの Essenceトークンと化 して しまった。  敵の1体は Longbow Archer(VI)。  クーッ!  ...ちょっとまてよ? Flying !?  次のターンに迷わず全クリーチャー、アタッーク!  当然ながら Essenceトークンは Longbow Archer(VI)でブロックされるが(他 に Flying をブロックするクリーチャーがいない為)、そこですかさず Elvish Fury (TP)をバイバック無しで打ち込み Essence トークンを 3/3にパワーアップ!  これにて Longbow Archer(VI)が墓場行きに。  相手の残りライフはこの時点で3ライフ。  この後3ターンで、無害だった筈の Flyingを持つ Essenceトークンが相手本 体を 3発殴って勝負が決する。  やはりこの日は「ツキ」があったらしい。 I get knocked down. But I get up again. You're never going to keep me down. - 『 TUBTHUMPING 』より 五十嵐 剛彦 [ takehiko@venus.dti.ne.jp ] http://www.venus.dti.ne.jp/~takehiko/